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「銀河鉄道の夜」の世界に入り込んで音楽を作ることはとても幸せな気分でした。
1人でも多くの人にこの世界を体感していただきたいと思います。
制作期間中に道端で黒曜石を発見してびっくりでした。


「タイピングソフト」の印象は、ゲーム性がありスピード感あふれるものというイメージが強かったのですが、
今回の作品はゆったりとした今までに無い新鮮なものができたのではないでしょうか。
(自分的には超スピードで気の抜けない「銀河鉄道の夜Typing」もちょっぴり見てみたい気もしますが。)
作業を進めて行くうちに、もっと綺麗な映像を作りたいという欲求が強くなっていって、それと同時に、
どんどん作業量とデータ量が増え、使っていたコンピュータが壊れかけた事もありました。(もちろん自分も)
作っている自分がその位のめりこむ程、魅力的な作品に仕上がったと思います。

最初は、「タイピングソフト」と「銀河鉄道の夜」というまるで正反対なカテゴリが、
一体どうまとまっていくのか想像もできませんでしたが、その完成度の高さに改めて感動。
以前、花巻を旅行する機会もあったのでなおさら面白い内容でした。
作品中に使われている音楽も映像も、制作中延々と繰り返し見ていたのですが、何度でも心地よく最高です。手元を見ずにタイピングして、映像と音楽をゆっくり堪能できる位、みなさんに使い込んでいってほしいですね。
ブラインドタッチができるようになって初めて「銀河鉄道の夜Typing」を120%楽しめるのではないでしょうか。


このソフトの前に『龍馬が打つ』という幕末を舞台にしたタイピングソフトを作ったのですが、今回の『銀河鉄道の夜』もある意味で相通じるものがあります。それは、最近の日本人が物質的な豊かさと引き換えに失った、何か大切なものではないでしょうか。失われたものへのノスタルジー、という点では共通していると思います。
このソフトは、企画の段階から最終的な製品になるまでに、良い意味で大きく変貌しました。
これもKAGAYAさんや桑島さんらの才能豊かなアーティスト、アスクのプロデューサーの大上さん、そして各スタッフの力によるものです。素晴らしい仕事に関わらせていただいたことを、皆様に感謝申し上げます。

元々星とか天体関連のことが好きなので、KAGAYAさんのHPはすぐにブックマークして、時々眺めていました。
この企画の話を聞いたとき、大変感激しました。
宮沢賢治も好きでしたが、『銀河鉄道の夜』という物語を改めて読み返してみますと、ものすごく深くて個性的な文章ですね。
昔読んだときには「表現の綺麗さ」に惑わされて気づかなかったんですけど、表現の綺麗さだけじゃない何かに惹かれます。
特に好きなのは「プリオシン海岸」の章です。
海岸の石が中で火がちらちら燃えている水晶だとか、銀河の水が水素よりも透き通っているとか…そんな表現がすごいと思います。

加賀谷 玲さんから音をいただいて、SE用に加工させてもらったんですが、玲さんの作る音も加賀谷さんの絵と同じで
やっぱりやさしい感じのする音だったんですね。まさに、癒し系兄弟!というか。
星のイメージの音が作れて、個人的には満足でした。
でも、その音を使ってのプログラムは大変だったみたいですね。
「きれいなお星様見つけたー」と言って、巨大隕石を拾ってきたような感じで、手渡された堀野さんはさぞかし苦労しただろうと
思います。
出来上がったタイトルをプレイしてみて、一番気に入っているのは、やっぱりエンディングです。
テスト中にも何度か泣いてしまったくらい。タイピングをしているうちにジョバンニになりきってしまいました。

私がKAGAYAさんの絵のすごさを知ったのは、実は一番最後になった「ギャラリー」の製作後でした。
それまでずっとKAGAYAさんの絵は黒い半透明シェープがかかっていましたから...。
改めてじっくり見ると(;;゚д゚)<オオオオオオ状態でした。(意味不明)


本作品を作るにあたり、強く感じたのは「想い入れ」。
KAGAYAさんの「銀河鉄道の夜」に対する「想い入れ」。
桑島さんの「宮沢賢治作品」に対する「想い入れ」。
加賀谷玲さんの「よい音楽」に対する「想い入れ」。
KAGAYAスタジオの皆さんの「グラフィック」に対する「想い入れ」。
サイバーアーツの皆さんの「製品作り」に対する「想い入れ」。
「銀河鉄道の夜」の文章に込められた賢治の「想い入れ」。
こうした「想い」を大切にしながら何とかよいものに仕上げていきたいという気持ちがとても強くありました。
制作スタッフの皆さんには本当に頑張っていただきました。感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
おかげさまで素敵な作品に仕上がったと思っております。
最後に、ご購入いただいた方達がこの作品に対して特別な「想い入れ」を持って使っていただければと願うばかりです。
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